遭難したけど笑ってた, 遂に登頂、マルゲリータピークへ
みなさんこんにちは^^
今週は山へは行かず、飲み週間でした。
昨日はネットを使えないアナログ友人との飲み
昔は旅先からハガキを出していたのに最近は出さなくなってしまい、
私があまりにも連絡をしないので共通の友人から連絡が来てみんなで久々に会うことになった。
アナログ友人は私のことを本当に心配してくれていたのが伝わってきて嬉しかった。
お互い違う世界に生きていて、たまに近況報告をし合うけど、
友人は昨年、厄年だったみたいで私の知らないところで苦しんでいたことを知った。
みんなそれぞれ忙しいし、なかなか会えない友人達。
違う場所で生きていると温度差もあって、少し寂しい気持ちにもなったけど元気な顔が見れて良かったし、何より出会えて嬉しい。
マルゲリータ登山最終回です。
夜中の2:30に起きて、お茶だけ飲んで出発します。
昨日はディナー後に、すぐ寝袋に入ったので目覚めばっちり。
歩いていてお腹が空くと困るから温かいお茶をたくさん飲みたいけど、ハーネスをつけるのでいつもより水分控えめにした。
「トイレへ行きたくなったらどうしよう・・・」
ハーネス(命綱)を取り外して、寒い中雪山トイレをするくらいなら我慢した方がマシなのであまり水分を摂らないことにした。
暗い中、ヘッドランプを付けて歩きます。
周りは何にも見えないのでガイドの足元をみながら必死についていく。
特に身体に異変はないものの、標高が高いだけで一歩一歩が重たいし、息が切れる。
ガイドが普通に歩いているペースについていけなくなり、少し休んでは深呼吸をして息を整えます。
今日は1日中、1人に付き、ガイドとハーネス(命綱)で繋がっています。
昨日ぐっすり眠ったのに、まだそれほど歩いていないのに疲れてる・・・^^;
お天気が悪く、吹雪いていて、前は何も見えません。
必死に遅れをとらないように歩いてるんだけど、ガイドが歩くのが早くて、ガイドの足を止めてしまう私。
そんなことを繰り返しながら吹雪の中歩き続けていると、離れてるガイドが大声を出して何か言い合っている2人。
どうやら道に迷っているみたい。。。^^;
私もビリーと話したかったけど、吹雪いてるし寒すぎて会話出来る状況ではなかった。。。
「2人とも10年以上の経験があるのに遭難ってやばくない?笑」ここは引き返した方がいいんじゃない?と、私もビリーも同じことを考えていたんだけどあまりの寒さに声が出なかった。
私はというと、この1時間の迷子で、すっかりパワーがなくなり、キャメルバッグのお水も凍ってしまい、迷子を理由に登頂できない理由が出来た!と少し心の中で喜んでいた。笑
本気でやばい状況だったけどそんな時、「慌てても仕方ないしベストを尽くして、だめならその時はその時」って落ち着いている自分がいる。もうどうにでもなれみたいな。
遭難中に記念撮影
何か理由がないと、ただ体力がなくて登れなかったっていうのはちょっと悔しすぎるし、情けないじゃん。。笑
結局、迷子なのでガイドが道が分かる場所まで引き返すことにした。
ウロウロ迷わないでもっと早くに戻りたかったw
そして再出発。
一度テンションが落ちるとなかなかあげるのが難しい。
さっきより歩くのが遅くなる私。
命綱で繋がっている、数メートル先を歩くガイド。
何も伝えないとぐんぐん進んでしまうので、少し休みたい時は「ちょっと待って」と伝えないといけません。
だんだんこのちょっと待ってと伝える回数が多くなってきました。
吹雪で髪が凍っちゃったし、とにかく息が続かない・・・「どうしよう・・・」とビリーに伝えたいけど、ビリーは遠くにいて話せる距離ではない・・・
どうしようって伝えた所で急に歩けるわけではないし。
そんなことを考えているとビリーが近づいてきて、私に声をかける。
「とにかくガイドのところまで歩いて、少し休みなよ」
ガイドがいる場所まで必死で歩くと、ガイドがまた歩き始めちゃうから意味ないんですけど・・・(●´艸`)
氷河が出てくるとクランポンを付けて歩きます。
氷がカチカチになっている場所が多いのでクランポンが刺さらず、歩きづらい・・
ふかふかな雪で歩くのは楽しい↓
そして自分の身体が重たすぎてロープ1本ではなかなか自分の身体を持ち上げることが出来ずに苦戦。
「ただ少しずつ歩けばいいんだ」っていつもなら思えることも、こうも思うようにいかず、寒いし、デブだから登れないんだとか考えて前に進まない・・・涙
ガイドと話せる状況になると、「あとどのくらい?」ってガイドがうんざりするくらい聞くんだけどガイドは私を励ます為か?「あと少しだよ」って言ってくれる。
でもあと少しって言われてからも全く近づいてる気配がないし。
ガイドもなんて応えていいか分からずに困らせちゃってかわいそうだけどね。。
遂に私の限界が来た瞬間。
最後の最後のアタックで少し休憩をしてから登る時、
「私、ここで待ってるわ」
「もう無理!」
もうどうでもよくなった瞬間だった。
でも隣にいるビリーはどうにか私を登らせようとしてるし、ガイドも「本当にあと少しだよ」と連れていく気まんまん。
最後の最後に頭のスイッチを切り替えて、もう少しだけ頑張ってみよう!
無事登頂!! マルゲリータ5109m
疲れすぎて涙も出なかった。
記念撮影をしてサッサと下山。
暗くて見えなかった景色がはっきり見えるのも面白い。
帰りは話す余裕が出来た^^
3年前にオランダ人が「俺は慣れているからハーネスをつける必要はない!」と、単独で登った結果、クレパスに落ちて救助が来るまでの24時間、クレパスの中で挟まったまま、命は無事だったけど足を切断になってしまったという事件があったそうです。
この話しを登る前に聞いていたら登れなかったかも。。
ここを登ったんだ^^
帰りは3日かけて下山する予定が2日で下山しました。
最終日は12時間歩き続けました。
私の顔がパンパンなのは高山病ってことでお願いします↓↓(*´艸`)
今回のガイドとは本当に相性が良く、私達をゴールまで連れていってくれました。
ガイドが言ったようにキリマンジャロより大変でした。
普通に空気が吸えるって幸せ♡(*・∀・*)
マルゲリータ登山記録終了^^
今回私達が利用したトレッキング会社はこちらです↓↓
現地の2つの会社があるけれど1つの会社はスタッフのトレーニングをしっかりしていないそうで、トラブルも多いみたいです。
マルゲリータトレッキングしたい方はおすすめですよ↓↓↓
http://www.rwenzoritrekking.com/
貴重なあなたの時間を使って読んでくれてありがとうございます。
またね(*^_^*)
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